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「副作用のない抗がん剤があれば、がんに対する不安が解消されるのでは?」
「遺伝子治療が実現する日は来るのだろうか?」
「細胞治療って何だろう?何ができるのだろう?」
このような疑問に自ら答えを出すべく、当研究室はマテリアル工学に基づいて新たなナノ医療システムの構築を目指します。これまでは高分子材料を主軸に据えて核酸デリバリーシステムの開発にチャレンジしてきました。核酸を薬として機能させるためには、様々な生体内バリアを突破して、標的組織の細胞質まで送り届ける必要があります。生体内の局所環境に応答して構造が変化するスマートマテリアルを設計することで、生体内バリアを突破する核酸デリバリーシステムの開発が可能になります。このような「ナノバイオ」研究の面白さは、わずかな材料設計の違いでその有効性が劇的に改善されるところです。その一方で、この研究領域には、わからないことや実現していないことがまだまだ沢山あります。
一緒にナノバイオの世界を開拓しましょう。